「企業の面倒なことに邪魔されず、ただクールなものを作りたいだけ」と言う人、聞いたことありませんか?それこそが夢ですよね。
あるテック創業者はこう語りました。彼の使命は、製品の背後にある純粋な物理学を理解してプロダクトを生み出すこと——MBAが一番のスキルという人に答える気はゼロ。
正直言って、この考え方はクリプト界隈でこそ際立ちます。考えてみてください。分散型ネットワークは、伝統的な金融のゲートキーパーを拒んだ人々によって実際に作られたのです。ベンチャーキャピタルが首元で息を潜めていることもない。四半期ごとの決算説明会もない。ただコードと、コンセンサスメカニズムと、ビジョンだけ。
皮肉なのは、このエンジニアリング優先のアプローチこそが、そもそもブロックチェーンを可能にしたということ。サトシは誰の許可も必要としなかった。ヴィタリックもスーツ相手にプレゼンしたわけじゃない。彼らはただ……作ったんです。
最初に会議室で正当性を説明しなくてはいけなかったせいで、どれほど世界を変えるプロトコルが実現しなかったのか、考えさせられます。
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