FOMCの利下げについて興味深い動きが出てきた。米連邦準備制度理事のミラン氏は、今年3回の利下げを支持する傾向を示しているものの、FOMC全体では4回の利下げの可能性も視野に入れているらしい。ただ現実的には、今年残りの期間では3回程度の利下げにとどまる可能性が高そうだ。



戦争前から、インフレの基本的な構成要素はFRBにとってずっと厄介な課題だった。ここにきて、コア商品の価格と住宅インフレが今後も下落し続けると見られているのは、ある程度前向きな材料だろう。1年後には12か月PCEが2%目標の付近に落ち着く可能性もあると考えられている。

エネルギーショックについては、戦争前と比べて12~18か月先のインフレ見通しに大きな変化をもたらしていないという評価が主流だ。「賃金‐物価スパイラル」が起こっている兆候もなく、長期的なインフレ期待も安定している点は重要。ただし戦争によって、ベースラインの予測を巡るリスク分布は確実に拡大している。つまり、FOMCの利下げシナリオにはこれまで以上に不確実性が増してきたということ。市場がどう反応するかは、今後の経済指標次第という局面が続きそうだ。
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