Telenor、タイの持株を売却、画期的な NOK 390億のTrue Corp取引を完了

ノルウェーの通信大手Telenor ASAは、25年にわたる事業展開の後、タイからの完全撤退を発表しました。同社は、True Corp(TRUE.BK)に対する全持株を約390億ノルウェークローネ(NOK)で売却することで合意しました。この売却は、Telenorの東南アジアにおける重要な時代の終わりを意味し、同社のグローバルポートフォリオ管理における戦略的な転換を示しています。

25年にわたるタイ市場からの戦略的撤退

Telenorがタイから撤退する決定は、通信業界が大規模な統合を進めている中でなされました。特に、2023年3月のdtacとTrueの合併により競争環境が再編されたことが背景です。Telenorのタイでの25年にわたる事業期間は、この売却を北欧の通信事業者にとって重要な節目と位置付けており、国際的なコミットメントの見直しを示しています。この取引は数ヶ月以内に完了する見込みで、Telenorにとって資本を他の分野に再配分するための大きな流動性をもたらします。

Arise Digital Technologyとの取引構造

基本契約は、タイの著名な実業家クン・スパチャイ・チアラワノットが所有するArise Digital Technology Co. Ltd.に対して、24.95%の株式を売却する内容です。価格は1株あたりTHB 11.70に設定されており、合併後のTrue Corpの評価に対する強い信頼を反映しています。さらに、両者は残りの5.35%の株式に対してプット/コールオプションの仕組みを交渉しており、取引完了後2年を経て、1株あたりTHB 11.70または当時の市場価格のいずれか高い方で行使される予定です。

財務への影響と通貨の考慮事項

この取引は、ノルウェー・クローネ(NOK)に換算した場合、Telenorにとって大きな財務的影響をもたらします。最初の売却による総収益はTHB 1009億(約NOK 323億)と見込まれ、為替レートにより変動します。次のオプション行使による追加収益はTHB 219億(約NOK 69億)と予測されます。合意された価格は、2023年の合併後のTrueの最初の取引日の終値に対して36%のプレミアムを示し、また過去3ヶ月の出来高加重平均価格と比較して4%の上昇を示しており、市場の逆風にもかかわらず評価が良好であることを示しています。

Telenorは、最初の取引完了時に約NOK 14.7億の会計上の利益を計上する見込みで、そのうちNOK 1.6億は、過去の通貨換算差額のリサイクルによるものです。この為替差益は、国際資産の売却において通貨の動きが実質的に純収益に影響を与えることを示しています。

市場の反応と今後の展望

オスロ証券取引所での取引では、Telenorの株価は発表後わずかに上昇し、0.41%高のNOK 146.40で取引を終えました。同社は、2025年第4四半期の決算発表(2025年2月6日予定)において、資金の使途に関する詳細を提供し、投資家に今後の資本配分の優先順位についてより明確な情報を伝える予定です。


Telenorのロゴ
Telenorのロゴ

タイの通信インフラ
タイの通信インフラ

Telenorのタイからの撤退は、同国の通信市場に大きな変化をもたらすとともに、同社のグローバル戦略の見直しを促すものとなっています。今後、同社は資本の再配分と新たな成長機会の模索に注力していく見込みです。
この取引の詳細や今後の展望については、同社の公式発表や投資家向け資料を通じて随時公開される予定です。

原文表示
このページには第三者のコンテンツが含まれている場合があり、情報提供のみを目的としております(表明・保証をするものではありません)。Gateによる見解の支持や、金融・専門的な助言とみなされるべきものではありません。詳細については免責事項をご覧ください。
  • 報酬
  • コメント
  • リポスト
  • 共有
コメント
0/400
コメントなし
  • ピン