今後の相場分析!



まず注目すべき2つの事柄があります。一つは10日夜の米連邦準備制度(FRB)の利下げです。これはほぼ確定しており、特にサプライズはない見込みですが、パウエル議長の発言がタカ派寄りかどうかに注目が必要です。12月で量的引き締めが終了しますが、すぐに量的緩和が始まるわけではないため、発言でおおよその時期について言及があるかに注目しましょう。過去の経験では、量的緩和が始まれば一段高の相場が来る傾向があります。もしパウエル議長が来年の利下げ期待を否定せず、2月にもQEが始まるような発言があれば、市場には強い刺激となり、短期的な上昇が見込まれます。

現状のチャートでは、4時間や日足の収束パターンが続いており、上限で推移しています。高値圏での揉み合いが続いており、いつブレイクしてもおかしくありません。この位置では無理にロングを追わず、下のサポートでエントリーするか、91,500付近をしっかり上抜けてから追随するのが良いでしょう。理想としては、98,888に行く前に88,888、あるいはもう少し深く87,000、極限で85,300付近まで一度押してから上昇してほしいところです。圧力帯でのロングは長期保有には向きません。エントリーすればすぐにストップにかかるリスクが高いので、底値で仕込んだロングは一部利確しつつ、残りを持ち続けるのがおすすめです。

これはおそらく大口の意図的な動きでしょう。構造的にも12日に収束が終了するタイミングと一致しています。つまり、12日の日本の利上げ期待の到来時に再びロング・ショートの選択が迫られるでしょう。個人的には短期では下で拾ってロング、上ではショートを入れる戦略がメインで、ロングを優先します。長期的には1月には必ずロングの仕込みを始めるべきと考えます。今月新たな底値が出れば積極的に入ります。11月21日に8万まで下落して以降、ずっと堅調なレンジ上昇が続いており、すでに半月も横ばいで調整して新安値を付けていません。安値は徐々に切り上がっています。押し目では87,100付近を注視しましょう。

変数となるのは明日のパウエル議長の発言です。もしインフレについて強調し、量的緩和の開始時期を引き延ばすような発言であれば、市場の敏感な神経を再び刺激する可能性があります。現時点ではインフレ率はすでに3%で、経済や雇用も問題ありません。確かに追加利下げの理由は見当たりません。

注意すべきは、最近は「利下げ後に暴落する」との声が増えており、今年のクリスマスラリーに期待しない意見も多いことです。主力が利下げを逆手にとって一旦上昇させ、その後に下落する可能性もあります。

チャートに戻ると、ここ数日はほとんど動きがなく、全体的に様子見ムードです。主力も参入しておらず、短期的に上か下に5,000ドル幅の動きが出るタイミングをうかがっています。そろそろポジションを固める時期です。先日の陽線包み陰線パターンは依然として有効な底値シグナルであり、現在は好材料が徐々に積み重なっています。主権系の積極的な買いはまだ入っていませんが、皆が金利決定後の市場再評価を待っています。

私個人の判断としては、長期的な強気見通しは変わりません。来年の早ければ第一四半期に大相場が始まると見ています。現時点が局所的な底かどうかは断言できませんが、10日まではロング目線でブレイクを期待します。98,888までの上昇はともかく、利下げ前に直近で暴落する可能性はかなり低いと考えます。よほど出来高を伴う陽線のダマシブレイクでもない限り。

ビットコインは下のサポートとして89,000、87,000、85,300を注視。上のレジスタンスは91,200、92,700です。イーサリアムは基本的にビットコインに追随するため、個別には語りませんが、サポートは3,043、2,955、極限で2,805付近、レジスタンスは3,150、3,190、3,255です。現状チャート上では明確な方向性はありません。

この2日間は大きな動きはないと考えています。主力も様子見ですので、できるだけ下でロング、上でショートの短期トレードを狙い、必ずストップロスを設定しましょう。資金力を温存し、来年の大相場や今年の底値形成に備えましょう。これは資産を倍増させるチャンスですので、皆さんが良い利益を得られることを願っています。
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