MicroStrategyのCEO、ビットコイン売却の噂に反応：「流動性危機に直面しない限り売却しない」

MicroStrategy CEOのフォン・リー氏は最近、CNBCの「Power Lunch」番組に出演し、同社のビットコイン戦略、市場の変動、最近の資金調達について重要な見解を共有しました。

リー氏は、BTC価格が下落している期間でも同社が資金調達能力を維持していることを強調しました。

MicroStrategyが配当義務を履行できない、あるいはビットコインの売却を余儀なくされるという市場の噂について、リー氏はこれらの噂がソーシャルメディアや金融界で広まったものであるとし、次のように述べています。

私たちは配当支払いに何の問題もないはずでしたが、この話を打ち消すために、バランスシートに米ドルを追加することにしました。わずか8.5日で14億4,000万ドルを調達しました。この金額は21か月分の配当義務をカバーします。ビットコインが下落局面にあっても資金調達が可能であることを証明し、噂を終わらせるためにこうしたのです。

また、同社がビットコインの「レバレッジ型バージョン」として機能していると認めたリー氏は、「ビットコインのボラティリティが50%なら、私たちは70%です。BTCが上がれば私たちはもっと上がり、下がればもっと下がる」と説明しました。

同社がBTCを売却することを検討する可能性について問われると、CEOは流動性の問題に直面しない限り売却しないと回答しました。リー氏は現在の見通しによれば、そのようなシナリオは非常に長期的な場合のみ起こるとユーモラスに述べています。

流動性が尽き、米ドルへのアクセスを失った場合は売らざるを得ないかもしれません。しかし私たちの計算では、それが起こるのは2065年です。その頃には私はおそらくこの業界にいません。

ビットコインが過去5年間で平均45%の年間成長を記録していることを振り返り、リー氏は「無価値である」という議論には決着がついたと主張しました。また、一部の大手投資会社や有力銀行のような機関投資家がBTCへの姿勢を変えていることに触れ、今後20年間でビットコイン価格は引き続き上昇すると自信を示しました。