友人が昨夜、慌てて私に連絡してきた。「相場の判断は間違っていなかったのに、なぜまたロスカットされたのか？」

私は二文字だけ返した。「無茶。」

この業界でロスカットされる人のうち、十人中九人は方向を読み違えているわけではない。数ポイント上がっただけで慌てて利確し、せっかくの利益が逃げるのを恐れる。下がるとまた手がムズムズしてナンピンし、穴を広げる一方。反発したら我慢できず全力で突っ込んで、そのまま自分を埋める。こんなやり方で爆死しない方が奇跡だ。

生き残れる人は皆、一つの道理を理解している——元本は命綱、利益は弾丸。

私自身が使っている手法はとてもシンプル、三段階だ。

**第一段階：試しにエントリー。** 1万USDTなら、まず5%だけ入れて様子を見る。必ず厳格に損切りラインを設定。明確なシグナルが見えなければ、財布をしっかり握って動かさない。

**第二段階：利益で追加投入。** 仮に含み益が50%になったら、その時に利益の半分を使ってポジションを増やす。ブレイクしたら追いかけ、損したとしても一部利益を吐き出すだけで、元本はそのまま残る。

**第三段階：トレンドが確定したら拡大。** 含み益が元本を超えたら、まずはベースポジションをロックして守り、その後で軽い「お化け注文」をいくつか入れて、最後の加速を取りにいく。

要するに、この戦略は方向を当てることではなく、ルールの徹底と忍耐力にかかっている。市場はルールを守る人に報酬を与え、命を賭けてギャンブルする無謀な者には与えない。

この市場で長く生き残りたいなら、まず「死なない方法」を学べ。