FRBが利下げを再開しましたが、まだ喜ぶのは早いです。

多くの人は「利下げ＝仮想通貨市場が必ず上がる」と考えていますが、実はそうとは限りません。2〜3回の小幅な利下げで放出される流動性は全く足りず、株式市場やクリプトといった従来の投資分野を押し上げるには力不足です。一部のアグレッシブな資金がハイリスク資産を試すかもしれませんが、よく考えてみてください——もし利下げが常態化した場合、大口資金はどこに流れるでしょうか？

答えは仮想通貨市場ではありません。

本当のお金は実体経済、もしくは時代のトレンドの中で「目に見えて触れられる」チャンスへと流れます。さらに1〜2回利下げしても、クリプトの魅力は従来分野の新しいストーリーや、実体経済がもたらす確実なリターンには及ばないでしょう。なぜ多くの機関投資家が国債や利上げ商品に資金をロックすることを選ぶのでしょうか？要するに、大口資金が求めているのは安定であって、ギャンブルではありません。

今後の相場は、機関投資家によるBTCの購買力が持ちこたえられるかどうかが核心です。もしETFが引き続き資金流出し、機関の買い意欲が低下するなら——Q4ですでに答えは出ています——本当に次のサイクルまで待つしかないかもしれません。

私はしばらく現物に手を出していません。たまに反発しそうな時にだけ、ちょっとだけ先物で利益をとってすぐに撤退しています。今回の相場は本当に消耗戦で、アルトコインはほとんど儲からず、BTCは相対的に高値圏でもみ合っていて、アルトはとっくに発行価格を割っています。