昨晩の米国株式市場の終値はまずまずで、主要指数は安定していました。ハイテク株の方では、ブロードコムが2%超の上昇で牽引し、グーグルとMetaも1%強上げました。ただし、アップルとエヌビディアはやや弱く、1%未満の小幅下落で、調整中といったところです。

セクターごとのパフォーマンスはかなり分かれました。記憶装置と小売百貨が急上昇し、SanDiskが7%超の急騰、マイクロン・テクノロジーも4%の上昇を記録しました。メイシーズやディラードなどの伝統的な小売業者も2%超の上昇です。一方で、暗号関連株や石油・ガスセクターは厳しい展開となり、Striveは7%の急落、BPは3%超下げ、トタル、エニ石油、Circleもいずれも2%以上下落しました。

中国株ADR全体も好調で、金龍指数は1.29%上昇。百度が単日5%急騰してトップを走り、GDSが4%超、シャオペン、iQIYI、タレントエデュケーションもいずれも2%以上の上昇で、資金がこのセクターに流れている様子がうかがえます。

貴金属市場はさらに刺激的です。金先物は0.36%安の4,227.7ドルで引けましたが、銀は暴騰。スポット銀は2.08%上昇し58.32ドルで、場中には一時59.33ドルまで上昇して過去最高値を更新、60ドルの大台まであと一歩でした。今週だけで銀は3%超の上昇となり、この相場の勢いはかなり強いです。