最近いくつかのプロジェクトを見て、少し感じるところがあった。市場で本当に足りないものは、もしかしたら「より速い鎌」なんかじゃなくて、「人」を理解する場所なのかもしれない。

何年もこの業界にいるけど、みんなひたすら技術を突き詰めて、パラメータを積み重ねて、誰がより速くて鋭いかを競ってきた。でも最近@MemeMax_Fiを見て、ちょっと驚いた——彼らはその過酷な競争の道に進まず、むしろ「人の心」に切り込んでいる。

彼らが狙っているのは技術的な痛点ではなく、人の心の中の「かゆいところ」だ。僕たちがこの市場に来る理由は、本当にお金を稼ぐためだけだろうか？それだけじゃないはずだ。多くの場合、「見られたい」「覚えられたい」、大量の数字やK線チャートの中で自分の存在感を示したい、そんな気持ちがある。損したら叫びたいし、儲けたら自慢したい、ロスカットされたら全世界にネタとして3日間笑われたい。トレードはもはや単なる売買ではなく、現代人のソーシャルジェスチャーになっている——昔の茶館での世間話や、掲示板でのスレッド立てのようなものだ。ただ今は、買い・売り注文であいさつするようになっただけ。

Mememaxのやり方はちょっと面白い。彼らは新たな取引所になろうとするのではなく、トレードそのものをソーシャルネットワークに変えようとしている。注文を出すのは投稿するようなもので、ランキングに載るのは友達から「いいね」をもらうようなもの。儲けても損しても、誰かが受け止めて一緒に話せる。最終的に「トレード－公開－ランキング入り－利益化」が一つのループになり、注意力がぐるぐる回って価値に変わる。

要するに、今はどこもかしこもツールを売っていて、「より速く、より正確に、より強く」なる方法を教えている。でも彼らはあえて違うもの——「ソーシャル通貨」を売ろうとしている。つまり、賑わいや注目、存在感のためにお金を払いたくなる、そんな“形のないリアル”を売っている。

この視点の切り替えは、かなり鋭い。業界が3年間も技術で疲弊した今こそ、誰かが座って、人の心の中のその炎について語るべき時なのかもしれない。

#Mememax #prepdex