3日間で4,000枚、売り圧力は90kを割れず、様々な偽注文で市場下落を誘導、まもなくPCEデータ発表、今日の主戦場は90kとなる。

起きて状況を一通り確認したが、全体的にかなり混乱している… 少しずつ見ていくしかない：

1 昨日、注文板上でロング・ショートのバランス状態を観察していたが、昨晩から注文板に新たな売り圧力の不均衡（全ネットワーク合算）が現れ…　その不均衡は今も続いている…

各取引所の状況を一つ一つ見てみると、今回の売り圧力の主な発生源はバイナンスの契約（先物・オプション）だが、バイナンス契約の履歴注文を見ると、この売り圧力の主な原因は一連のspoofing注文（偽注文）であることが分かる。
したがって、今回のspoofingが市場を下方向に誘導している兆候が見られる。
（図1）

さらに、数時間前に決済された今週の小規模オプションの名目金額は30億超、最大のペインポイントは91,000…。
昨日話した通り、92kは今日決済されたこのオプションの影響で一時的に正ガンマ領域…　決済後は92kが負ガンマ領域になる可能性がある。

果たして、このオプションが決済された直後（北京時間16時）にすぐに急落…　92kを割ると加速（負ガンマの影響）。

全体的に小規模な操作の痕跡が見られる…

2 現物を見ると…　現在、大口売り注文の圧力は依然として消化されていない94k以上の部分にあり…　下側は90.9kを突いた後、90.9～90kの間に新たな小口注文が出現…　下のやや大きめの買い注文は短期的には90kと88k付近にある…
（図2）

3 昨日から今日の全体を見ると、全体的には丸みを帯びた下降トレンドを形成しているが、現物CVDは2日から回復し、今のところブル・ダイバージェンスの状態（図3）。

2日から90kへ戻って以来、主要取引所の現物はずっと売り越し、CVDも下がり続けている…　2日から今までで純CVDはすでに4,000超…　つまり、4,000BTC以上の積極的な売り圧力…

しかし、価格はより低い安値（90k）を割っていない＝このレンジ内で受動的な買い注文も非常に多いことを示している。

ただし、これは今後の価格を示唆するものではなく、上昇後に中期的な現物売却が続いているとも、売り圧力が受動買い注文にすべて吸収されて下がらなかったとも解釈できる…
今後の展開は、積極的な売り圧力と受動的な買い注文、どちらが勝つか次第…

したがって、全体的に見て90kはやはり重要な争点…

90kを下回れば、価格はより低い安値をつけ、ブル・ダイバージェンスが無効となる。
90kは同時にcoinankの週足重要ライン（90.3k）でもあるので、この指標のガイダンス効果も最近観察している…
90kは同時に26日の巨大オプションで重要なガンマ・フリップのポイント（90k以下で大幅負ガンマ、ボラティリティ加速）

したがって、今日は90kの攻防を注視…　先に反発するのか、SFPになるのか、それとも割れて戻せないのか…　90kを戻せなければ一気に88k付近まで滑りやすい

今日のカギは米株オープン後1～2時間と、その後のPCEデータ…　おそらく90k付近で決着がつくはず。