ヘイズ：ビットコインの底は近いが、落とし穴がある - U.Today

• 流動性の「風見鶏」
• FRBは方針転換するのか？

元BitMEX CEOのアーサー・ヘイズは、今週初めに発生した激しい売りがあった後、ビットコインは底打ちが近いかもしれないとの見解を示しました。

とはいえ、ヘイズはトレーダーに対して、株式市場でより急激な売りが発生するまで、早まって押し目買いをしないよう警告しています。

流動性の「風見鶏」

11月17日のブログ投稿で、ヘイズは暗号資産市場の下落を、米ドル流動性（システム内で流通している資金量）の減少が原因だと明言しました。

彼によると、ビットコインの価格は主に将来の米ドル流動性に対する期待を反映しています。

今年初めには、強力なETF流入、流動性に前向きな発言、さらにトレジャリー企業による大量のコイン購入が組み合わさり、暗号資産は過去最高値まで上昇しました。

しかし現在は再び流動性が縮小し、ストラテジーのプレミアムも崩壊しています。そのため、マイケル・セイラー率いる同社も効率的に資金調達を行うことができなくなっています。

FRBは方針転換するのか？

ビットコインの急落は、今年中にFRBがさらなる利下げを実施する可能性が低下したことと時を同じくしています。

しかしヘイズは、大幅な株式市場の調整があれば、QE（量的緩和）的な流動性供給が再開される可能性があると確信しています。

一度マネープリント（資金供給）が再開されれば、ビットコインは20万ドルまで急騰する可能性もあります。

Fundstratのトム・リーは最近、現在進行中の売りが厳しい状況にもかかわらず、BTC価格が2026年1月にも上記の価格に到達する可能性があると予測しました。