正直に言うと、1年前は自分が立ち直れるなんて思ってもいませんでした。あの時は口座が飛んで、クレジットカードもネットローンも全部使い果たし、仕事も失って、家族の目も変わってしまいました。でも、そこで諦めることはしませんでした。昼は工場でネジを締め、夜は借りた部屋でK線チャートを必死に研究しました。そうやって1年耐え抜いて、小さな資金が少しずつ増えていきました。

今振り返ると、一番大事なのは運じゃなくて方法です。この生き残るためのやり方をまとめたので、まだ損している仲間たちの役に立てば嬉しいです。

**資金は全力投入せず、5分割して運用する**
毎回資金の1/5だけを投じて、きっちり10%の損切りを設定する。計算してみると、1回ミスしても2%しか損しないし、5回連続でミスしてもトータルで10%損するだけ。でも一度でも当たれば、利益確定の幅は最低でも10%以上。このやり方なら、メンタルも壊れず口座も破綻しない。

**トレンドに従い、市場に逆らわない**
下落トレンドでは反発はだいたい騙し上げ、上昇トレンドでは押し目が絶好のエントリーチャンス。この理屈は簡単に聞こえるけど、実際にできる人は少ない。多くの人は底値拾いや天井売りを狙って、結局両方で損する。

**急騰したコインは無理に追わない**
短期間で倍になったコインは、主流でも草コインでも、連続してさらに上がる確率はかなり低い。高値圏で横ばいになって動かなくなったら、その後はだいたいじわじわ下げる。無理に持ち続けるより、押し目を待った方がいい。

**MACDはシンプルで使いやすい**
DIFとDEAがゼロライン下でゴールデンクロスし、その後ゼロラインを突破したら比較的安定したエントリーサイン。ゼロライン上でデッドクロスして下がり始めたら、利確やポジション縮小を考えるべき。指標自体は難しくないけど、実行が大事。

**損してる時はナンピンしない、利益が出てる時だけ追加投資**
「下がるほど買い増し」という理論が誰の発明か知らないが、多くの個人投資家がこれで大損した。覚えておくべきは、損している時に絶対に追加投資しない、利益が出てる時にだけトレンドに乗って追加する。これは資金管理の鉄則。

**出来高こそが命**
安値圏で出来高を伴ったブレイクには注目、高値圏で出来高が増えても値が伸びない時はすぐ逃げる。出来高と価格が噛み合わない相場は、たいていダマシやフェイク上げ。

**上昇トレンドのコインだけを狙う**
3日線が上向きなら短期チャンス、30日線が上向きなら中期トレンド、84日線が上向きなら本格上昇、120日線が上向きなら長期ブルマーケット。レンジや下落トレンドのコインに時間を使うのは無駄。

**毎日の振り返り（復盤）は絶対に欠かさない**
保有ポジションの根拠が変わっていないか、週足のトレンドが想定通りかを確認する。市場は常に変化しているので、戦略も随時修正が必要。

この方法は特別難しいものではありません。核心はリスクコントロール、トレンド順守、規律厳守です。市場は焦ってもお金をくれるわけじゃない。でも生き残り続ければ、必ずチャンスは巡ってきます。