経験豊富なエコノミストが「FRBは来週利下げすべきではない」と発言、その理由を説明

出典：CryptoNewsNet
元タイトル：経験豊富なエコノミストが「FRBは来週の利下げをすべきではない」と発言、その理由を説明
オリジナルリンク：https://cryptonews.net/news/finance/32095248/

アポロ・グローバル・マネジメントのチーフエコノミスト、トーステン・スロック氏は、来週予定されているFRBの会合で利下げをすべきではないと自身の見解を述べました。

スロック氏は、現在の経済データや市場環境が金融政策の引き締め維持を示唆していると述べています。

市場では信用サイクルの悪化が懸念されていますが、スロック氏はデータはそれとは異なることを示していると指摘。「ハイイールド債やローンのデフォルト率を見ると、過去6カ月間低下し続けている。つまり、今は信用サイクルの始まりではない」と語りました。

また、スロック氏は労働市場が依然として堅調であり、失業保険申請件数が非常に低水準で推移し、求人件数も増加傾向にあると強調。労働力人口の伸び鈍化は需要不足ではなく、移民率の低下が原因であり、インフレ率は依然として3%で固まっていると述べました。

「今後12カ月間、インフレ率は3%前後で推移すると予想される。FRBの目標が2%で、インフレがこれほど粘着的な状況で利下げを行うのは正しくないだろう」と語っています。