正直に言うと、有色金属の今回の相場の根本的なロジックはすでに明らかになっています。理解するのは難しくありません。

ご覧の通り、米連邦準備制度理事会や日本銀行も利下げと金融緩和を始めましたよね？ドルが弱くなると、資金は避難先を探す必要があります。最近の暗号資産市場の惨状も皆さんご覧になった通り——崩壊状態です。この時、金や銀の価値保存特性が自然と際立ち、リスク回避の動きが高まれば、貴金属が値上がりしないはずがありません。

さらに需要面について。新エネルギー車や人工知能などのハイテク産業が現在急拡大しており、銅、アルミニウム、リチウム、コバルトといった工業用金属の需要は爆発的に増加しています。一方、供給がそれほど早く追いつかず、価格が上昇しないわけがありません。

さらに重要な点——地政学的リスクがますます高まっています。各国によるエネルギーや有色金属資源の争奪は激化しており、戦略備蓄やサプライチェーンの安全といった話題が毎日のように取り上げられています。このような大環境下では、資源関連資産が価値を持たない方が難しいと言えます。

ですから、「買うべきかどうか」で悩むのはもうやめましょう。長期的な強気相場のロジックはすでに十分に固まっており、今考えるべきは「いつ参入するか」「どうポートフォリオを組むか」ということです。有色金属のリーディングカンパニーを長期保有するのが、かなりの確率で間違いありません。

例えば、紫金鉱業や洛陽モリブデンのような総合鉱山企業、盛達資源や白銀有色は貴金属が主力、中国アルミや雲南アルミはアルミ業界の二大巨頭、江西銅業、銅陵有色、西部鉱業は銅資源をカバー、銀錫股份は小金属、北方希土、中国希土はレアアースを独占、華友コバルト、中鎢高新、天斉リチウム、贛鋒リチウムは新エネルギー金属の中核銘柄です。

この相場は、注目に値します。