前々日の午前3時、半年以上付き合ってきた友人が突然パニックになり、十数件の音声メッセージを連続で送ってきた。



彼は「ちょうど80万USDTを現金に換えて銀行口座に振り込んだばかりで、まだ喜ぶ間もなく、2時間後に携帯に銀行からのSMSが届いた——『非窓口取引機能が停止されました』。確かにお金は着金したけど、まるで金縛りにかかったように、残高は見えるのに動かせない」と言った。

彼は30分間、スマホの画面を見つめて呆然としていた。このお金はすべて、夜も寝ずにチャートを見張り、1ポイントずつ必死に稼いだもの。やっと手元に入ったと思ったのに、出金の最後のステップで詰まってしまった。多くの人は相場の上下ばかりに目を向けて、値動きに耐えれば全てうまくいくと思いがちだが、本当に致命的なのは、稼いだお金を引き出せないことだ。

根本的な原因は「資金の汚染」——一部のUSDTはグレーな経路から来ていて、オンチェーンで何度も転送された後に自分の手元に届く。表面上はまったく普通に見えても、もし上流の資金チェーンが破綻すれば、関連する全てのアカウントが巻き添えで凍結される可能性がある。

まずは慌てないこと。凍結=犯罪ではない。OTC取引のスクリーンショット、チャット履歴、送金証明などの資料を提出できれば、ほとんどの口座は凍結解除できる。ただし、この手続きは銀行に行ったり警察とやり取りしたりする必要があり、早くても数週間、遅ければ数か月かかる。手間もかかるし、精神的にもストレスが大きい。だからこそ、事前にリスクを減らしておく方がずっと賢い。

ここではすぐに使える方法をいくつか紹介する:

**1. 「仮想通貨専用カード」を用意する**
仮想通貨のOTC取引用に専用の銀行口座を開設し、給料用や日常生活用の口座とは分けておく。万が一凍結されても、家賃や光熱費、食費への影響は最小限に抑えられる。

**2. 信頼できるカウンターパーティを選ぶ**
評価スコアが高く、取引履歴が長いベテラン業者を優先して選ぶ。数パーセントのプレミアムにつられて新規登録のアカウントと取引するのはリスクが高すぎる。

**3. 操作の細部にも気を配る**
大口取引は分割して送金し、できるだけ昼間に操作する。着金後すぐには動かさず、3日ほど様子を見る。送金時の備考欄には「代金」や「コンサル料」など、自然な理由を記載する。

仮想通貨で稼ぐのは技術だが、稼いだお金を確実に手元に残すことこそが本当の実力。カードが凍結されてから慌てて対応するのではなく、事前にこれらの細かい対策をしておくことが何より重要だ。

新人を連れてほしいかとよく聞かれるが、私はずっとこう思っている。灯りが絶えずともされていれば、着実に歩く人は自然と進むべき道が見えてくる。
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CrossChainBreathervip
· 12-06 07:40
80万円が直接凍結された、これが仮想通貨界の現実そのものだ。稼ぐのは簡単だが、出金は難しい。
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FloorSweepervip
· 12-06 07:38
80万Uがこんなにも簡単になくなった、これこそが仮想通貨界隈で一番心が痛むところだ。
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