Fusakaのアップグレード資料を一通り読み終えるのに少し時間がかかりましたが、今回のアップデートは確かに内容が充実していると感じました。

今回のアップデートで注目すべきポイントは3つあります。まず、L1のTPSが大幅に向上すること。次に、L2のコストが実質的に低減されること。そして最も重要なのは、ETHのバーン（焼却）につながる新たなシナリオが生まれる可能性があることです。

思い出せば、2021年8月のロンドンアップグレードの時点で、EIP-1559によってイーサリアムにバーン機能が導入されました。その時からETHがデフレになる可能性が出てきました。今回のFusakaもこの方向性をさらに深めており、経済モデルの進化ロジックはかなり明快だと思います。

技術的な観点から見ると、イーサリアムはここ数年、パフォーマンスと経済モデルの両立を追求し続けており、今回のFusakaアップグレードもまた一歩前進したと言えるでしょう。