昼に見知らぬ電話がかかってきた。「こんにちは、こちらは杭州市公安局です……」いきなり仮想通貨取引について尋ねられた。

正直に言うと、何年も取引していても、こういう電話を受けるとやはりドキッとするものだ。しかし、こういう時こそ冷静さが大切——慌てるとつい余計なことを言ってしまい、簡単なことが複雑になりかねない。ここでは、実際にこうした状況に直面した際に役立つ、いくつかの重要な対応ポイントを共有する。

**まず自分の立場をはっきりさせる**

もし取引の合法性について聞かれた場合、はっきり認識しておくべきなのは：個人間でデジタル資産を売買すること自体は違法ではなく、通常の民事行為だということ。しかし同時に、明確にこう答えるべきだ——「私はマネーロンダリングや違法な活動には一切関与していません」。

要点は、警察に「自分は普通の投資家であり、正規のルートや他の個人と取引しているだけで、犯罪行為とは無関係だ」と認識してもらうこと。

**返金を求められた場合は強硬に拒まない**

もし「受け取ったお金に問題があり、返金が必要だ」と告げられた時、決して感情的に対抗しないように。こんなふうに答えると良い——「調査に協力しますので、経緯を説明させてください。これが私の取引記録です、ご確認ください。」

取引履歴やチャットのスクリーンショットなど、証拠を積極的に提出する。協力的な態度を示せば、問題が早く解決することが多いし、他の口座が巻き込まれるのも防げる。無理に抵抗すると、小さな問題が大ごとになるだけだ。

**2つの状況の違いを理解しておく**

ここで重要な違いがある：

もし犯罪行為への関与が認定された場合、関連するすべての口座が凍結される可能性がある；
しかし、通常の取引で誤って問題のある資金を受け取っただけなら、基本的に直接入金されたカードのみが凍結される。

最も大事なのは：積極的に調査に協力すれば前科がつくことはないが、協力を拒むと後の対応が厳しくなる可能性がある。

**すべての取引者へのアドバイス**

デジタル資産の取引は普通の投資とは異なり、すべての送金の裏にリスクが潜んでいる。必ず「三つの確認」を徹底しよう：

相手の確認——取引相手の身元をしっかり確認し、できるだけ実名認証済みのユーザーを選ぶ；
資金の確認——資金の出どころに注意し、異常な取引には警戒する；
アドレスの確認——ウォレットアドレスが安全・信頼できるものか確認する。

この業界では、安定して着実に進むことが、短期的な暴利を追いかけるよりもはるかに重要だ。自分の資産をしっかり守り、トラブルに巻き込まれないようにしよう。