2.43億ドル相当のBTC盗難事件の主犯がドバイで逮捕か、オンチェーン追跡で数千万相当の資産を特定

【暗号資産界】昨年8月にGenesisの債権者から2億4,300万ドル相当のBTCが盗まれた事件に、新たな動きがあった――主犯格とされるDanny Zulfiqarがドバイで逮捕された可能性が浮上している。

オンチェーン探偵が追跡したところ、あるイーサリアムアドレスに1,858万ドル相当の暗号資産が眠っていることが判明。その資金の流れ方が、まさに法執行機関が介入した後によく見られるパターンだという。ただし、ドバイ当局は現時点で正式なコメントを出していない。

この事件の本質はソーシャルエンジニアリング攻撃で、米国の検察もすでに捜査に乗り出している。さらに本件は、より大規模な恐喝事件と関連付けて調査が進められている。もし逮捕が事実なら、Geminiプラットフォームが巻き込まれた巨額暗号資産窃盗事件の一区切りとなるが、今後の裁判や被害資産の回収がどこまで進むかは、まだ注視が必要だ。