フィンテック企業SoFi Technologiesの最新の動きが市場の注目を集めています。同社は公開売出しを通じて15億ドルの資金調達を計画しています。

発行価格は27.50ドルから28.50ドルの間に設定されており、これは前営業日の終値29.60ドルと比べて最大7.1%のディスカウントとなります。同社は、この資金を主に資本構造の最適化や新規事業部門の拡大のための原資として活用すると説明しています。

このニュースが伝わると、時間外取引で株価は5.8%下落し、27.89ドルとなりました。ただし、より長期的に見ると、SoFiはここ数年、単なるローン事業のイメージから脱却しようと努力してきました。暗号資産関連サービスも同社が注力する分野の一つであり、第3四半期の収益は過去最高の9億5,000万ドルに達しました。

今後の焦点は、市場が今回の増資計画をどう評価するかです。割安発行は既存株主にとって決して良いニュースとは言えません。