暗号資産トレジャリーバッカーのClear Street、$12B の評価額でIPOを計画

ニューヨークの仮想通貨トレジャリー企業を支援する証券会社Clear Streetは、100億〜120億ドルの上場を目指している。新規株式公開 (IPO) は2026年1月までに実施される見込みで、ゴールドマン・サックスが主幹事として記載されている。注目すべきは、Clear StreetのIPOの野望が、ビットコイン価格が苦戦している時期と重なっていることだ。

Clear StreetのIPOは1月に予定

Clear Streetは、$10 億〜12億ドルの評価額でのIPOを計画している。この会社は、仮想通貨トレジャリーブームの中で最も活発な引受人の1つとして広く認識されている。

事情に詳しい情報筋によると、この取引は1月より前に価格が決まる可能性は低いという。一方で、IPOは早ければ来月にも実施される見通しだ。

偶然にも、Clear Streetの成長に貢献した仮想通貨トレジャリーモデルが、現在苦戦の兆しを見せている。仮想通貨市場では、ビットコイン価格が10月初旬から約30%下落している。現在、ビットコイン (BTC) は$89,749.14で取引されており、過去24時間で0.9%上昇している。

ビットコイン下落でMSTR株価も下落

CoinMarketCapのこのデータは上昇の兆しを示しているが、主力仮想通貨が苦戦している点には注意が必要だ。

わずか3か月足らずで、この資産は$126,000超から$81,000まで下落し、現在の水準まで回復した。BTC価格の下落に加え、主要なビットコイントレジャリー企業の1つであるStrategy (MSTR) の株価は過去6か月で60%急落している。

複数の大手ファンドがこの企業をビットコインへのエクスポージャー管理ツールとして利用し、ヘッジ手段として活用している。

Strategyはビットコイン保有売却の可能性

市場のセンチメントを受け、Strategyがビットコイン保有分を売却するのではないかという議論が出ている。

しかし同社CEOのフォン・リー氏は、財務を慎重に管理しつつビットコインへのコミットメントを維持していると説明した。一方で、Strategyが保有分を売却する特定の条件があることも認めている。

その1つが、同社の株価が純資産価値 (NAV) を下回った場合である。もう1つは新たな資本調達ができなくなった場合だが、同社の評判から見てその可能性は低そうだ。

この記事「Crypto Treasury Backer Clear Street Plans For IPO at $12B Valuation」はTheCoinrise.comに最初に掲載されました。

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